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10th DISCOVER THE ONE JAPANESE ART 2020 in Paris 無事開催されました

10th DISCOVER THE ONE JAPANESE ART 2020 in Paris への出展をお誘いいただいたのは、ちょうど1年ほど前のことでした。

まだ新型コロナの話題などほとんど日本ではされていなかった頃です。

パリで開かれるということに魅力を感じ、展覧会への出品もまだ経験がなかったので、この機会にやってみてもいいかなと思い、参加を決めました。

会期は当初2020年6月5日~6月9日と予定されていて、締切に合わせて年明けから制作の準備をし、3月初めに完成させました。主催者へ作品を送ったのは、既に日本でも感染症が拡大しつつあり、欧米ではものすごい勢いで感染者数が増加している時でした。大丈夫なのか不安を感じながら作品を送り出しました。

6月が近づくにつれ世界的に事態は収束どころか拡大する一方で、とうとう会期の延長が発表されました。

10月14日~18日に変更になり、その頃までには、何とかフランスへ行っても大丈夫な状況になっていてほしいと願いましたが、出展者に案内される予定のツアーは中止となりました。ぜひ会場へ行ってその雰囲気を感じ、色々吸収できたらと思っていましたし、参加を決めた動機としてフランスへ行きたかったことも大きかったので、とても残念でした。

スタッフの方々は、帰国後にホテルに2週間隔離が要請される状況で、感染者数の多いフランスへ飛び、展覧会のため奔走してくださいました。

ともあれ開催に漕ぎつけたことにはほっとしました。

会場では新型コロナウィルス対策として徹底した衛生管理を行ったとのことです。

そんな中でも日本から考えるのとは違って雰囲気は和やかで、通常と変わらないくらい賑わっていたそうです。

会場のギャラリー・ジョセフ・ミニムのあるマレ地区は、パリでも有数のアートスペースが集まる地区とのことで、アートを気軽に楽しむ習慣のあるパリの人達が、興味を引かれてふらりと立ち寄ってくださることも多かったようです。

日本画、洋画、彫塑、陶工芸、写真、書道など様々なジャンルの作品が展示され、とても見応えがあったことと思いますので、他の方々の作品を現地に行って直接見ることができず残念でした。

とはいえパリの素敵なギャラリーに私の拙い作品を展示していただけて、皆様にご覧いただけて嬉しく思います。

この展覧会への出展が私にとって今後どう生かされるのかはまだ今の時点ではわかりませんが、無事に開催・閉幕して安堵していますし、おかげで2020年をすっきりと締めくくれそうです。

最後に、世界的に大変な状況の中開催に向け尽力してくださった主催者のクオリアート様に心より感謝申し上げます。

 

公式のダイジェストムービーが公開されていますので、よろしかったらご覧ください。会場の雰囲気を感じていただければと思います(私の作品は写ってないですが)