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気品ある王子様✨シエル・ノリントン様を描いて

昨年末に、TwitterのフォロワーのS様よりご依頼をいただきました💛

ご友人のお誕生日の贈り物として、その方の愛猫さんをチョークアートで描いてほしいとのことでした。

その名もシエル・ノリントンさん(略称シンさん)、お名前からして格調が高いのですが、真っ白なふかふかの毛皮をまとった北欧の王子さまのような立派な猫ちゃんです。

シンさんはラグドールの男の子です。

●アイスブルーの綺麗な瞳

●耳先の飾り毛が長い
●北欧の王子様のような気品

の3つをチャームポイントとして挙げていただきました。

ご要望のイメージとして、綺麗なアイスブルーの瞳と気品を再現すること、品が良くゴージャスに、お花ならローズ(ブルー、ピンク、ホワイト)などがありました。

こうした要素をどのように図案化するか、いろいろ考えてみました。

シンさんのお顔の表情がよく分かるように全身像ではなく上半身で、中央に配置することは決まりましたが、3色のバラをどうまとめるか思案しました。

北欧の王子さまというイメージをいただいたので、最初は何か北欧に関係するモチーフを考えたのですが、よくよく考えるとラグドールという猫の原産地はアメリカだったので、そこまでこだわるのはやめて、単純に王子さまっぽい華やかなモチーフを探すことにしました。

それで、ヨーロッパの王宮の装飾などを眺めたりした後、バロックやロココのモチーフを調べて、アンティークな雰囲気のフレームに薔薇をあしらう形にまとまりました。

 

 

 

シンさんの輪郭など何度か修正ののち、最終的にこちらの下絵でOKをいただきました。

さて、彩色です。

まず初めにシンさんの下地を白くざっくりと塗り始めていきました。

それから少しずつ表情を付けていきます。

主役のシンさんが大まかに出来上がったら、フレームの金色の縁に入ります、フレームの内側については色でまだ迷っていたので、縁が終わったら薔薇を塗り始めました。

顔の近くは華やかなピンク、それからバランスを考えながらブルーも配置していきました。

描き進めて行きながらフレームの色をクリーム系に決めました。そこで薔薇の色は華やかなピンクを中心にしながらブルーをちりばめ、ホワイトは2輪に留めておきました。

一通り塗り終わったところで文字を入れ、細部を仕上げて行って、完成です!

 

お顔の輪郭の参考にしたのはこちらの写真。

アイスブルーの魅力を生かすため、瞳孔は小さく描いています。

 

 

今回も、とても素敵な猫さんとのご縁に感謝しています✨

王子様と気品というテーマをいただいて、試行錯誤しながら

楽しく制作することができました。

ご依頼主のS様、シンママ様、ありがとうございました!